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第二中原炭鉱の南蛮車
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南蛮車(なんば)
写真は、南蛮車(ナンバ)と言って、旧掘り炭坑の竪坑から
石炭を巻き揚げるウインチの役目をしました。この南蛮車は、 宇部村亀浦組の農民であった、七右衛門・九重郎兄弟(後に 向田姓)が、1840年(天保11年)
に考案したものです。
最初は、妹婿が石炭を採掘する炭坑で地下水の湧水が多くて
困り果てて相談したところ、試行錯誤して完成させたもので、 水の汲み揚げだけでなく石炭も巻き上げるようになった。
後に、國吉藤輔によって新式に改良されて効率も向上して、
深い炭層まで掘り下げることができて炭鉱の近代化の礎になり 宇部の繁栄に貢献しました。昭和30年頃まで小さな炭鉱では使 われていました。
宇部南蛮車は、船の滑車を南蛮車と言い、この滑車を使ったことから南蛮車というようになりました。常盤亀浦の古老の間では糸車がヒントであることには首を傾げたそうです。
九重郎は器用で、鍛冶・水車なども手掛けていた(向田 博)
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更新日:2018− 6− 6
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